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【介護経営】賃上げより「選ばれる職場」をつくるという視点

【末尾に中国語、タイ語、英語の翻訳文を挿入しております】
文末附有中文、泰文和英文翻译
ส่วนท้ายมีการแปลเป็นภาษาจีน ภาษาไทย และภาษาอังกฤษ
Translations in Chinese, Thai, and English are provided at the end.


本日は、介護業界における重要なテーマ「賃上げよりも選ばれる職場」についてお話しします。

財務省の指摘:賃上げは人手不足を解消しない?
4月に財務省が発表した財政制度等審議会の内容では、介護職員の賃上げについて新たな見解が示されました。介護業界からは「人手不足を解消するために賃上げが必要」との声が根強い一方で、財務省は「処遇改善=賃上げ」ではなないと明確に回答しています。

実際、賃金を1%上げたとしても、その分だけの人材確保や質の向上が見られなければ、効果が疑問視されるのも当然のことです。

「賃上げ」より「選ばれる職場づくり」を


財務省が強調したのは、まさに「選ばれる職場をつくってほしい」という点です。
これは介護事業者にとって大きなメッセージであり、単なる処遇改善ではなく、働く人に選ばれる環境づくりこそが今後のカギだというわけです。

賃金だけでなく、働きがい、キャリアパス、安心して働ける環境…そうした総合的な魅力が求められているのです。

外国人介護人材も「職場を選ぶ時代」へ
現在、日本の介護現場では多くの外国人が働いていますが、彼らも情報を得て「より良い職場」を選び始めています。
かつては「紹介されたから」「条件が合ったから」という理由で施設に配属されていましたが、今や横のつながりから「もっと働きやすい場所がある」と転職を検討する流れが生まれています。

つまり、外国人も「選ぶ側」になっているのです。

日本人も同じ、選ばれる介護の現場とは?
日本人も例外ではありません。
全国どこでも介護人材は不足しており、介護職に就く方は「なんとなく」で施設を選んでいる場合もあります。
しかし、それでは長続きしないのも現実です。

「この施設で働きたい」「ここで成長したい」と思えるような職場こそが、これからの介護経営に必要です。

選ばれる職場づくりの3つの視点
では、どうすれば「選ばれる職場」を実現できるのでしょうか?私は以下の3つが重要だと考えています。

① 人材を大切にするマネジメント
働く人が「期待されている」「歓迎されている」と実感できるようなマネジメントが不可欠です。
評価制度やキャリアアップの仕組みを整えることで、モチベーションは大きく変わります。

② 生産性の向上と業務の効率化
国も「生産性向上委員会」の設置を推奨しています。
介護における生産性とは、介護の質を高めながら効率も両立させること。紙の記録からICTへの移行、福祉機器の活用など、業務改善に取り組む必要があります。

③ 働きたくなる環境づくり
「働きたくなる」とは、自分の人生と重ねられる職場であること。介護福祉士を目指す人には支援体制を整え、教育を施し、努力を評価する制度が必要です。そうすることで、やりがいのある職場として選ばれるようになります。

賃金だけで語れない、真の介護経営へ
財務省の分析は厳しいように見えて、本質を突いています。賃金アップだけに頼らず、仕組みで魅力を高めていく必要があるのです。

重度者への対応力を高め、稼働率を上げること。教育を強化し、介護の質を向上させること。これらの積み重ねが、処遇改善加算の財源にもつながっていきます。

経営者としての責任とチャンス
今、財務省は「できている事業者はすでに成果を出している」と評価し、「できていない事業者は学びなさい」と伝えています。これは叱責ではなく、改善のチャンスです。

制度は国がつくる。
けれど、その制度を生かすのは現場の経営者の役割です。だからこそ、私たちは「選ばれる職場とは何か」を真剣に考え、具体的に取り組んでいかなくてはなりません。

アジアへの発信にもつながる介護モデルを
日本にはアジア各国から多くの学び手が訪れています。そのとき、介護の現場が悩みに満ちていては「日本から学ぼう」とはなりません。だからこそ、日本の介護経営の成功事例を発信できるよう、まずは足元を固めていきたいと思います。

選ばれる介護、選ばれる職場。
これは未来の介護を支える土台です。
介護経営コンサルタントとして真剣に受け止め、日本の介護経営の向上に努めていきたいと思います。

そして、それを高齢化が進むアジア諸国へ伝えていきます。

↓↓↓詳細はPodcastから「ながら聴取」をしてください。

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