初めまして!
旅ガエルの陸(Riku)です。
エイジングとKaigoを伝えていきます。
エイジング=Agingは直訳すると「加齢」です。
「Aging=加齢」は、生物学的プロセスとしての老化を指します。これは、時間の経過とともに生体の物理的および生理的な機能が徐々に衰退していく現象を意味し、すべての生物に共通する自然なプロセスであり「老化」とも呼ばれています。この「老化」には細胞の損傷、組織の機能低下、病気のリスク増加などが含まれ、最終的には生命の寿命に影響を与えます。
老化の主な特徴には以下のようなものがあります
- 細胞機能の低下:細胞が年をとるにつれて、その修復能力や再生能力が低下します。DNA損傷の蓄積や遺伝子の発現パターンの変化が起こり、細胞の機能不全につながることがあります。
- 代謝変化:代謝速度が遅くなり、エネルギーの消費が減少します。これにより、病気に対する抵抗力が低下することもあります。
- 疾患の増加:老化は慢性疾患のリスクを高める要因となります。心血管疾患、糖尿病、癌、アルツハイマー病などがこれに該当します。
- 身体機能の低下:筋肉量の減少(サルコペニア)、骨密度の低下(骨粗しょう症)、関節の柔軟性の低下などが挙げられます。
老い=Old Ageとは?
老いは、特に人の年齢が進んだ状態やそれに伴う生活の変化を指すことが多いです。
これは社会的、文化的な側面を含み、高齢者が経験する身体的、精神的な変化を包括的に表現する際に使われる言葉です。
Old Ageは、特に個人の経験や生活の質、高齢による影響を指す際に適切な表現です。
このように、「加齢」はより広い生物学的なプロセスを、そして「老い」は人間の高齢化とそれに伴う具体的な生活の変化を指す言葉として使い分けられます。
しかし、日本では「老い」や「Old」という表現に対してネガティブなイメージが根付いていますね。
まずはこのイメージを変えたいと思います。
初めまして、吉田壽三郎こと「亀のSumio」です。
私は、ポジティブな老いを、Well Agingと表現活動して活動してきました。
Well Agingの哲学とその導入
日本ウエルエージング協会創設者
吉田壽三郎の意思を継承します
私の活動を少し紹介します。
1952年、吉田壽三郎によって日本ウエルエージング協会の活動がスタートしました。最初は高齢者を中心とした活動ではなく、子ども、障がい者、病人などが対象でした。
1959年、47歳でスウェーデンに留学した吉田は、長寿国での老年期の生活を観察しました。彼が目にしたのは、高齢者の95%が寝たきりであり、孤独と過剰な延命治療に苦しむ西欧福祉社会の現実でした。科学技術の進歩が長寿をもたらす一方で、人間性を犠牲にしていると感じた吉田は、これを深く問題視しました。
世界各国の様々な人との出会い、その中でたくさんのディスカッションを通して
1981 年、神戸で開催された「エージングに関する国際シンポジウム」を機に高齢社会をテーマにした活動へシフトしていきました。
1995年には国連によってNGOに指定されています。
リハビリ以外に何ができるか?
スウェーデン留学中、彼は現代科学が高齢者の健康に与える影響を研究し、多くの医師と議論しました。
「リハビリ以外に何ができるか」という問いに、医師たちはほぼ何も答えることができませんでした。
これにより、東西医学を超えた「人間問題」として、人生観や世界観の変革が必要であると感じたのです。
ウエル・エイジング(Well Aging)という新たな思想の提唱
これらの経験から吉田は、「高齢社会は文明病である」と断言し、単に長生きするのではなく、人間性豊かで充実した老後を送るための「ウエル・エイジング」という思想を提唱しました。
ウエル・エイジング・アカデミーとその目的
現代において日本ウエルエージング協会は、創設者の思想を引き継ぎ、エイジングと介護の新しいプラットフォーム「ウエル・エイジング・アカデミー」を設立しました。このアカデミーでは、豊かな老年期を創出するための様々な活動を継続しています。さらに、このアカデミーはビジネス領域にも拡張され、より良いエイジング社会の実現を目指しています。
ウエル・エイジング・センターの役割
ウエル・エイジング・センターは、日本ウエルエージング協会とエイジング・サポートをつなぐ重要なプラットフォームです。このセンターは、ウエル・エイジング・アカデミーの機能を統合し、エイジングと介護に関する包括的な情報とリソースを提供する中心的な場所として機能しています。
エイジングの自然な受け入れ
私たちの社会ではしばしば「アンチエイジング」という言葉が使われますが、エイジングは避けがたい自然なプロセスです。これを真摯に受け止め、理解することが私たちの豊かな人生を形作る上で非常に重要です。老いを受け入れることで、自己の内面と向き合い、社会的なつながりを深め、新たな生きがいや目的を見つけることができます。
「亀のSumio」さんの思想や活動を旅ガエル・陸(Riku)が中心となって継承していきます。
ウエル・エイジング・センターの運営者・小川利久は日本ウエルエージング協会の6代目会長として吉田壽三郎の意思を継承する覚悟を決めました。
自ら経営する介護経営サポートを担う株式会社エイジング・サポートと連動させてできること。
その目的達成のためにエイジングと介護のプラットフォームを作り上げること。
参加型小域よろずやセンターからウエル・エイジング・センターへ
吉田壽三郎がウエル・エイジングの活動の場として提唱した最小の経済区である小学校区を単位とした
「参加型小域よろずやセンター」
小川利久はその思想を継承した現代版をここに設置しました。
ソーシャルメディアを活用とした「ウエル・エイジング・センター」
ここから、これからスタートしてまいります。
重要な思想と長い活動を分かり易く伝えていくために
Well Aging10訓にまとめました。
ここから進めます!
幸せを目指し健康な高齢期を送るための
ウエル・エイジング10訓
Riku君、とても分かりやすくなりましたね。
Sumioさん、また迷ったらアドバイスしてください。