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【介護選び】もう施設はつくらない

(末尾に中国語、タイ語、英語の翻訳文を挿入しております)
文末附有中文、泰文和英文翻译
ส่วนท้ายมีการแปลเป็นภาษาจีน ภาษาไทย และภาษาอังกฤษ
Translations in Chinese, Thai, and English are provided at the end.


こんにちは、今日も「介護選び」について考えてみたいと思います。
特に、私の勤務先だった社会福祉法人の理事長が2000年に掲げた「もう施設はつくらない」という考え方について振り返ります。
これは、単なるスローガンではなく、日本の介護のあり方を大きく変えるきっかけとなった考え方です。

■ 介護保険制度のスタートと「もう施設はつくらない」
2000年、介護保険制度が始まりました。私は社会福祉法人に着任し、法人の理念や歴史を伝える本を作ることになりました。その中で、当時新しく取り組んでいた ユニット型特別養護老人ホーム や 認知症高齢者グループホーム の考え方をまとめることになったのです。

その時のスローガンが 「もう施設はつくらない」 でした。これは、従来の「収容型」の介護施設とは違う、 住まいとしての介護のあり方 を示すものでした。

■ ユニット型特養が生まれるまで
当時の特別養護老人ホーム(特養)は、多床室が主流でした。4人部屋が当たり前で、大きな食堂に人が集まる。これが「介護施設」でした。
しかし、そこで暮らす高齢者の多くは 認知症を抱え、落ち着かない環境 に人生を諦めていたような印象がありました。

そこで生まれたのが ユニット型特養 という考え方です。

生活単位を小さくし、少人数で暮らせる環境を作る
プライバシーを守るために個室を基本とする
「施設」ではなく、「住まい」として運営する
こうした考えのもと、最初のユニット型特養のモデル事業がスタートしました。
この時に法人の理事長が言ったのが、 「私たちは施設ではなく、住まいをつくる」 という言葉であり、それが「もう施設はつくらない」の本のテーマとなったのです。

■ 研究と実証によるユニット型特養の制度化
新しい取り組みが始まると、それを 科学的に検証する研究 も必要になります。京都大学を中心に、

4人部屋と個室での睡眠の質の違い
職員の動線や負担の変化
入居者の生活の質の向上
といった研究が進みました。
その結果、 個室の方が高齢者の生活の質が向上し、職員の負担も軽減されることが明らかになりました。

この研究成果が制度化の後押しとなり、2003年に 「ユニット型特別養護老人ホーム」という制度が生まれました。これは、まさに 「もう施設はつくらない」 という理念が形になった瞬間でした。

■ 日本の介護から世界へ
この「施設ではなく、住まいをつくる」という考え方は、今や日本だけでなく アジア各国でも注目されています。

デンマークでは、かつて「プライム(施設)」から「プライエボリ(住宅)」への転換が進みました。
日本でも同じように、介護の場が 「収容型の施設」から「住まい」へと進化してきました。
そして今、その流れを 中国やタイなどのアジアの国々 も求めているのです。

■これから、ここから〜 介護の未来に向けて
「もう施設はつくらない」という言葉には、 高齢者が自分らしく生きられる環境をつくるという強い思いが込められています。
これは単なる施設の話ではなく、 介護のあり方そのものを考え直すことにつながります。

これからの介護は、 「住まい」 と「地域」 をどのように融合させていくかが重要になってきます。

高齢者が最後まで住み慣れた地域で暮らせる仕組み
家庭や地域と連携した介護サービス
施設ではなく、「住まい」としての新しい介護の形
25年の歴史を振り返りながら、これからの 「本当の住まいとしての介護」 を一緒に考え、日本国内の介護選びだけではなく、アジア諸国へも伝えていきませんか?
共感する方はぜひご連絡ください。

↓↓↓詳細はPodcastから「ながら聴取」をしてください。

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