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【AI尊厳介護】AI施設長がつくる介護の未来

【多言語ブログ/末尾に中国語、タイ語、英語の翻訳文を挿入しております】
【多语言博客/文末附有中文、泰文和英文翻译内容】
【บล็อกหลายภาษา/มีคำแปลภาษาจีน ภาษาไทย และภาษาอังกฤษอยู่ท้ายบทความ】
【Multilingual Blog / Translations in Chinese, Thai, and English are included at the end of the article】


今回の「ウエルエイジング・アワー(Well Aging Hour)」では、
新しいテーマとして「AI尊厳介護──AI施設長がつくる介護の未来」について考えてみたいと思います。

AIは介護の代替ではなく「手段」
「AI介護」と聞くと、人間が不要になり、すべてをAIやロボットが担うようなイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、私が強調したいのは 「尊厳ある介護が目的であり、AIはそのための手段にすぎない」 ということです。

AIは人を置き換えるのではなく、人間らしさを引き出すためのサポート役です。

過去を振り返る──パソコンからAIへ
35年前、私が介護の仕事に就いた頃、業務にパソコンが導入され始めた時代でした。
当初は慣れずに苦労しましたが、事業計画やシミュレーションをExcelで作成できるようになったとき、その便利さに驚きを覚えました。

その後、通信インフラが整備され、ナースコールやオンライン記録システムが普及。紙からデジタルへの転換が進み、今では音声入力で記録を残すことも当たり前になりました。

こうした技術革新は、介護の在り方そのものを変えてきました。そして2025年、私はChatGPTを使い始め、AIとの対話から業務を進めることを体験しています。AIの進化は、まさに小学生から博士課程に進んだかのような成長スピードだと感じています。

尊厳ある介護の定義
私が考える**尊厳介護(Well-Kaigo)とは、

人間らしく
自分らしく
選択肢を持ち、選択できる

ということです。
ウエルエイジング(Well-Aging=よりよく生きる)という考え方と同じく、介護も「よりよく」を追求することが大切です。AIはその実現を支える存在となります。

AIができること──事業計画とシミュレーション



例えば、介護施設の収支シミュレーション。

平均介護度が上がると収入はどう変わるか
稼働率が数%改善したら利益はどのくらいか
人件費の割合はどこまで下げられるか
これまではExcelで計算してきた作業を、AIに言葉で投げかけるだけで瞬時に答えが返ってきます。もちろん、正確性を確認するには私の経験や再検証が必要ですが、AIは「壁打ち会議」のパートナーとして極めて有効です。

AI施設長という仮説
私がいま取り組んでいるのは、自らの経験をもとに「施設長の業務をAI化したらどうなるか」という仮説です。
施設長の仕事は、直接介護ではなく間接業務──計画立案、数値分析、方針決定、教育などが中心です。これらはAIが得意とする分野であり、導入効果が大きいと考えています。

一方で、利用者に直接触れる介護は人間の役割が不可欠です。AIは直接介護を置き換えるのではなく、間接業務を支え、人が人らしく関われる環境を整えるのです。

教育分野での活用
特に注目しているのが「教育」です。
人手不足や外国人材の増加により、介護教育の質と量をどう担保するかは大きな課題です。AIを活用すれば、従来よりも一歩二歩高いレベルで教育を提供することができます。

日本語教育の不足を補う
介護スキルの習得を個別に最適化する
学びの成果を数値化・可視化する
こうした可能性は、すでに現実のものとなりつつあります。

介護とAIの共進化
AIは万能ではありません。しかし、介護現場の課題を「困りごと」として正確にAIに伝えることで、解決策を提示してくれます。
そのためには、介護士とAI技術者の間をつなぐ「通訳」の役割が必要です。私はその橋渡しを担いながら、介護とAIの共進化を進めていきたいと考えています。

国際展開とAIの強み
もう一つ、AIの大きな強みは国際的な展開です。
中国、マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナム、ネパール……。
それぞれの文化や言語に応じた介護教育を、人間だけで準備するのは大きな負担です。しかしAIを活用すれば、言語や文化の壁を越えて情報を届けることが可能です。

私たち日本ウエルエージング協会は、このAI活用を核に、アジアを中心とした尊厳介護の普及を進めていきます。

人間らしさを守るためのAI
最後にもう一度強調します。
AIは人を代替するものではなく、「尊厳ある介護を守るための道具」です。
AI施設長という仮説は、人間の役割を奪うのではなく、人間らしさを追求する介護を支える仕組みです。

私たちはこれからも、AIと共に未来の介護を考え、実践を重ねていきたいと思います。

共感いただける方、活動に興味がある方は末尾のお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

↓↓↓詳細は音声配信Podcastから「ながら聴取」をしてください。

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