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【AI尊厳介護】老人ホームが消える日 ― AI共創センター妄想

【多言語ブログ/末尾に中国語、タイ語、英語の翻訳文を挿入しております】
【多语言博客/文末附有中文、泰文和英文翻译内容】
【บล็อกหลายภาษา/มีคำแปลภาษาจีน ภาษาไทย และภาษาอังกฤษอยู่ท้ายบทความ】
【Multilingual Blog / Translations in Chinese, Thai, and English are included at the end of the article】


本日のテーマは少し刺激的なものです。

「老人ホームが消える日」──そんな未来が本当に訪れるのでしょうか。これは決して現実の即断ではなく、私の中で広がる“妄想”のひとつです。しかし、妄想だからこそ新しい発想を生み、未来を描くヒントになるのではないかと考えています。

老人ホームをめぐる言葉の違和感
私はかつて「もう施設は作らない」という本の制作に関わりました。サブタイトルには「ケア付き高齢者住宅をつくる」と記しました。これは2000年のことです。当時、従来型の4人部屋中心の特別養護老人ホームに対し、「小規模生活単位型」や「ユニット型」という新しい形態が生まれ、法律的にも普及していきました。

ユニット型は、個室が集まって一つの生活単位をつくるという考え方です。これにより“多床室と食堂”という画一的な形から、個別性や暮らしの連続性を重視する仕組みに変わっていきました。

ただ、名称は依然として「老人ホーム」のままです。この「ホーム」という言葉には“アットホーム”な住まいの響きもあれば、“収容施設”という側面もあります。私はむしろ後者の色合いが強いと感じています。だからこそ「もう施設は作らない」と強調したのです。

住宅としての介護の場
「施設」ではなく「住宅」。この言葉の違いには大きな意味があります。
介護が必要になっても安心して暮らせる“もう一つの在宅”をつくること。グループホームやユニット型特養が生まれた背景には、この発想がありました。

その後、高齢者住まい法に基づき「サービス付き高齢者向け住宅」も登場しました。しかし、ここでいう“サービス”は介護ではなく、安否確認や生活相談といった限定的なものです。つまり、「住宅」と「施設」の間を埋める新しい仕組みが模索され続けてきたのです。

老人ホームは本当に消えるのか
ここで誤解していただきたくないのは、「日本中の特養や有料老人ホームが全てなくなる」という話ではありません。私が言いたいのは、“収容施設”としての老人ホーム像を消したいということです。

高齢者の住まいは「暮らしの場」であり、施設ではない。そう考えたとき、「老人ホーム」という呼称自体を見直す時期に来ているのではないでしょうか。

AIと共創する地域拠点のイメージ
では、老人ホームの次に何が来るのか。私が妄想しているのが「AI共創センター」という地域拠点です。

従来型 → ユニット型 → サービス付き住宅と進化してきた流れの延長線上に、AIを活用した“地域拠点型”の存在が必要だと考えています。ここでは重度の方や認知症の方を支援できる高度な介護サービスが集まり、学びや情報発信の場にもなります。同時に、在宅で暮らす人が通ったり、訪問サービスが出たり、オンラインでつながったりする柔軟な機能を持つ拠点です。

AIが日常業務や管理業務の多くを担い、人間は“人間らしい介護”に集中できる。そんな未来像を描いています。

言葉が未来を変える
言葉の持つイメージは大切です。「統合失調症」という呼称が以前の「精神分裂病」から変わったように、「老人ホーム」という言葉も変える時期が来ているのではないでしょうか。

人口の3割が65歳以上となる時代に、「高齢者住宅」とあえて冠する必要はなくなるかもしれません。むしろ、全ての住宅が高齢者にとって住みやすくなる社会を目指すべきです。

妄想から構想へ
私の妄想は、やがて構想となり、モデルづくりへと発展していくでしょう。そしてそれをアジア各国で展開する未来も見えています。日本は35年かけて介護保険制度を築いてきましたが、新興国はAIを活用することで、同じ25年をかけずに一気に到達できるかもしれません。

尊厳ある介護の3つの柱――人間的・科学的・実践的。この土台の上に、AIを取り入れた新しい介護教育や地域づくりが広がっていくのです。

これから、ここから
私の妄想は、単なる空想ではなく「これから」を見据えた挑戦の種です。

老人ホームという言葉に縛られない新しい住まいの発想
AIを活用し、人間らしい介護を残す拠点づくり
日本の経験を土台に、アジア各国でスピード感を持って展開する可能性
これらは、すべて“ここから”始まります。
地域に住み続けるために、そして尊厳ある介護を未来につなぐために、AI共創センターという妄想を共に育てていきたいと思います。

共感いただける方、活動に興味がある方は末尾のお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

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