MENU

【AI尊厳介護】人ってなんだろう?

【多言語ブログ/末尾に中国語、タイ語、英語の翻訳文を挿入しております】
【多语言博客/文末附有中文、泰文和英文翻译内容】
【บล็อกหลายภาษา/มีคำแปลภาษาจีน ภาษาไทย และภาษาอังกฤษอยู่ท้ายบทความ】
【Multilingual Blog / Translations in Chinese, Thai, and English are included at the end of the article】


今回の「ウエルエイジング・アワー(Well Aging Hour)」では、AIと尊厳介護をテーマに「人ってなんだろう?」という問いについて考えてみたいと思います。

AI導入が問いかける「人間らしさ」
AIが進化し続ける中で、私たちはその利便性を日常の中で強く実感しています。
駐車場の精算も、スーパーでのレジも、かつては人の仕事でしたが、今はほとんどが自動化されています。中国ではキャッシュレス決済が当たり前になり、現金を持たずに生活できる社会が実現しています。

こうした社会の変化を目の当たりにすると、「AIが人間の仕事を奪うのではないか」という不安が誰の心にも浮かびます。特に介護という、人に寄り添う仕事の領域でAIがどう関わるのかを考えるとき、この問いは避けて通れません。

尊厳介護とAIの関係
私たちが大切にしている「尊厳介護」は、人のまなざしと心を中心に据えた実践です。科学的であり、人間的であり、そして実践的である──この三つを柱にしてきました。

では、その尊厳介護にAIを導入すると何が起きるのでしょうか。
AIが「人の代わり」になるのではなく、人が人らしい介護を行うための手段としてAIをどう活かすかが重要だと私は考えています。

AIは単なる道具であり、時に友達やパートナーのような存在になり得ます。人間の仕事を奪うのではなく、人がやりたい仕事、人が担うべき介護を支える役割を果たしてくれるのです。

人にしかできない介護とは?
法律的に介護施設では、介護士や看護師といった「直接処遇職員」の配置が定められています。彼らが行う利用者との直接的な介護は、人にしかできない部分が多いとされています。

一方で、事務や記録、計画立案といった「間接介護業務」は、AIが大いに活躍できる領域です。
AI施設長物語として語ってきたように、施設運営や事務管理の多くはAIが支援でき、介護職員が本当に人に向き合う時間を増やすことにつながります。

DSO理論とAIの可能性
私はこれまで、ドーパミン(D)、セロトニン(S)、オキシトシン(O)という三つの神経伝達物質を柱にした「DSO理論」を紹介してきました。

ドーパミンはやる気や楽しさを生む
セロトニンは安定や安心をもたらす
オキシトシンは信頼やつながりを強める

介護の場では、これらを引き出す工夫が大切です。
AIは計画立案や生活リズムの管理、リマインド機能などを通して、ドーパミンやセロトニンを支えることができます。また、人型ロボットに組み込まれた仕組みは、オキシトシンを引き出すサポートにもつながるでしょう。

AIが人の感情や関係性まですべて代替することはありませんが、人の力を補い強める形で活用することは十分に可能です。

身体拘束ゼロと人の尊厳
日本の介護は、介護保険制度が始まった初期から「身体拘束ゼロ」を掲げてきました。
海外では安全を優先するあまり、いまだに身体拘束が常態化している場面があります。しかし日本では拘束を外すことで高齢者の表情や行動が変わり、奇跡のような変化が起きることを実践してきました。

この経験こそが「人にしかできない介護」の象徴です。AIが支援するのは、こうした尊厳を守る実践を支える部分であり、人間の心を代わりに担うことではありません。

国際化とAI翻訳の未来
私は今、英語・中国語・タイ語と日本語を併用した国際的な介護教育に挑戦しています。ZoomやGoogle Meetには翻訳字幕機能がありますが、まだ完全ではありません。

しかし技術の進化は速く、2年後にはAI翻訳とオンライン教育が実用レベルに達するでしょう。AIを使って国際教育が進めば、尊厳介護は日本からアジア、そして世界へと広がっていくはずです。

「人ってなんだろう?」への答え
AIを導入することで、私たちは改めて「人ってなんだろう?」という問いに向き合います。
人は感情を持ち、他者と共感し合い、尊厳を大切にして生きていく存在です。

AIはその歩みを支えるパートナーです。介護の未来を考えるとき、人間力とAIの力をどう組み合わせるかが大きなテーマになっていきます。

これから、ここから
AIと人間の関係は、奪い合うものではなく、共に育ち合うものだと私は思います。AIを導入することで、人の介護はより人間的になり、尊厳を守る力が高まるでしょう。

これからもWell Aging Hourを通して、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

共感いただける方、活動に興味がある方は末尾のお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

↓↓↓詳細は音声配信Podcastから「ながら聴取」をしてください。

Let's share this post !

Author of this article

Comments

To comment

Please Login to Comment.

TOC