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【尊厳Well-Kaigo】AI事務センターの狙いは拠点分散から集中管理へ


今回のテーマは、私が長年温めてきた構想――AI事務センターについてです。

なぜ「AI事務センター」が必要なのか?


私はこれまで、複数の社会福祉法人で本部長として働いてきました。東京から青森、神奈川、兵庫と、地域をまたいで介護施設の統括を担当し、現場の事務業務や法人運営の課題に直面してきました。

そこで感じたのが、「すべての施設に同じような事務機能が必要なのだろうか?」という疑問です。

給与計算、勤怠管理、請求業務など、多くの作業は実は本部で一元管理できるにもかかわらず、各拠点に分散して行われている。この非効率さをどうにかできないかと、20年以上にわたって考えてきました。

事務の分散は「介護の質のばらつき」も生む
事務機能の分散が問題なのは、単なる効率の話だけではありません。実は、介護の質や教育の実行力にも大きく影響しているのです。

同じ理念で教育しても、実践内容が施設ごとに異なる――そんな現象が当たり前のように起きています。これは、施設長やリーダーの個性や力量によるところが大きく、教育の均質化が難しい現状が浮き彫りになってきます。

今こそ「集中管理×AI」の出番です
以前は、Excelやメールを活用しながら本部と現場をつなぐ努力をしてきました。しかし、今は時代が大きく進みました。Google WorkspaceやNotebook LMなど、AIを搭載した業務支援ツールが続々と登場しています。

現場では音声入力や画像解析も可能になりつつあり、「現場は入力、本部は分析・出力」という分業体制が整いつつあります。

これこそ、AI事務センター構想の核心です。

拠点から「人間らしい介護」を取り戻すために
AI事務センターの目的は、単なる効率化ではありません。
むしろ本質は逆で、人間らしさを取り戻すための仕組みなのです。

介護という仕事は、人と人の関係性の中で成り立ちます。そこに集中するためには、事務や管理業務に追われている現場スタッフを解放しなければなりません。

「人間らしさ」とは何か?――DSO理論
私は「尊厳Well-Kaigo」において、「人間らしさ」を次のように定義し直そうとしています。

それは、脳内で分泌される幸福ホルモンである

ドーパミン(D)(やる気)
セロトニン(S)(安心感)
オキシトシン(O)(つながり)

この3つの神経伝達物質――私はこれを「人間らしさDSO理論」と呼んでいます。

例えば、

予定があるとドーパミンが出て
安心できる環境でセロトニンが出て
人と触れ合うことでオキシトシンが出る
これらが整うと、人は“人間らしく”生きることができるのです。

教育の再構築こそAI化の第一歩
事務業務の効率化と並んで、今もっとも注力したいのが介護教育の再構築です。

人手不足により現場で教育が疎かになり、それが介護の質の低下を引き起こしている――こうした構造を打破するために、AIを活用した教育体制を整備したいと考えています。

多言語対応、動画・テキストの一元化、評価制度との連動など、教育に必要な要素はすべてAIと組み合わせることができます。

制度と運用、外国人スタッフへの対応も一元化へ
AI事務センターでは、給与規定、人事評価制度、外国人職員の教育と給与体系なども一元化の対象となります。

たとえば、

N4からN3への昇級が給与にどう反映されるか
教育制度がどう人事評価と連動しているか
実践力がどう加算報酬につながるか
こうした「介護の見える化」は、外国人スタッフを含めた全職員にとってのモチベーション向上にもつながります。

未来への道――AIによる“日本式介護”の継承と発信


私たちは今、日本式の尊厳介護をAIとシステムに落とし込み、それを海外にも伝えるというフェーズに入っています。

AI事務センターはその「基盤」であり、「教育の再構築」はその「入口」です。

これから、ここから
AIは決して“人間の代替”ではありません。
人間らしさを高めるための相棒であり、
私たちが「人間的・科学的・実践的」な介護を追求するための力強いパートナーです。
私たちは、AIとともに介護の未来をつくっていきます。

共感される方、興味がある方は、ぜひ末尾からお問い合わせください。

↓↓↓詳細は音声配信Podcastから「ながら聴取」をしてください。

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