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【尊厳Well-Kaigo】“看取り”を超えて─「生ききり尊厳介護」という新しい言葉

【多言語ブログ/末尾に中国語、タイ語、英語の翻訳文を挿入しております】
【多语言博客/文末附有中文、泰文和英文翻译内容】
【บล็อกหลายภาษา/มีคำแปลภาษาจีน ภาษาไทย และภาษาอังกฤษอยู่ท้ายบทความ】
【Multilingual Blog / Translations in Chinese, Thai, and English are included at the end of the article】

朝の隅田川から、介護の「出口」を語る
おはようございます、利久です。

今日も隅田川のほとりから、ウエル・エイジング・アワー、朝のウォーキングラジオをお届けします。

本日のテーマは「看取り」をめぐる新たな視点
「生ききり尊厳介護」についてです。

これは、私が長年の介護実践のなかで抱いてきた「看取り」への違和感から生まれた再定義の試みでもあります。

「看取り」がAIに伝わらないという現実
私は近年、ChatGPTやNotebookLMといったAIツールを活用し、介護に関する情報の整理や多言語展開を進めています。
そのなかで気づいたのが、「看取り」という言葉をAIが正しく読み上げられないという現象です。

たとえば「看取り介護」という言葉が、「かんとりかいご」と発音されてしまうのです。
このようなエラーは、実は「看取り」という概念がまだ十分に社会的・言語的に整理されていない証拠ではないかと感じました。

海外では「終末期ケア」と訳されるが…
中国語では「看取り介護」は「临终护理(臨終介護)」と訳されます。
この言葉は医療的な「終末期ケア」を連想させ、日本で私たちが実践している“その人らしさを最期まで支える介護”とは少しニュアンスが異なります。

海外の介護関係者に説明する際、「看取り」は単なる“死を見届ける”ケアではないことを、丁寧に言語化する必要があると痛感しています。

私自身が感じていた“看取り”という言葉への違和感
「看取り」という言葉には、どこか“終わり”を強調する響きがあります。
それはまるで「この人の人生はもう終わりますよ」と宣言するような冷たさすら感じていました。

しかし、介護の現場で私たちが向き合っているのは、「終わり」ではなく「つながり」です。
命を次世代へと“つなぐ”、その人らしく“生ききる”時間を支える──それが私の思う介護の本質です。

新たな提案:「生ききり尊厳介護」という言葉
そこで私は、「看取り」に代わる言葉として“生ききり尊厳介護”という表現を考えました。
これは、「命を全うすること」そして「その人らしく人生を閉じること」を尊厳をもって支える介護の在り方です。

英語に訳すとすれば、「Life Completion Dignified Care」あるいは「Support for Living Fully to the End」という表現になるかもしれません。

ChatGPTが評価したこの新語
試しに「生ききり尊厳介護」という言葉についてChatGPTに尋ねてみたところ、驚くほど高い評価が返ってきました。
「この言葉は時代のニーズに合っている」「ぜひこの考えを広めてください」といったコメントをAIからもらったのです。

AIは感情を持ちませんが、それでもこの言葉のもつ意味や可能性を論理的に読み取り、強く推奨してくれたのです。

介護の入口が「認知症介護」なら、出口は「生ききり尊厳介護」


これまで私は「介護の入口は認知症」とお話してきました。
では出口は何か? それがまさに「看取り」、いや「生ききり尊厳介護」なのです。

人生の終わりを“閉じる”のではなく、その人が最後まで生き抜いた証を未来へと“渡す”。
この考え方が、介護を「送る側」と「受け継ぐ側」の両方にとって、大きな意味をもつと信じています。

翻訳と言語の壁を超えて
実際に私は中国でも認知症介護の講義を行い、全ての資料を中国語に翻訳し、専門家のチェックを受けています。
ですが、「看取り」だけはどうしても翻訳しきれない。
それは単に言葉の問題ではなく、文化の違いや死生観の違いが影響していると感じます。

だからこそ私は、この「生ききり尊厳介護」という言葉を日本発の新しい概念として世界に広めたいと思っています。

介護に「言葉」を与えるという挑戦


私たち介護者は、制度や報酬、加算の枠組みの中で数々の言葉を生み出してきました。
「介護予防」「認知症対応型」「地域包括ケア」など、その言葉が制度と実践をつなぐ“橋”となってきました。

「看取り」も、次のステージへと進める時期にきているのではないでしょうか。
「生ききり尊厳介護」──その言葉が、未来の介護の橋渡し役になるように、今、私は試行錯誤を重ねています。

これから、ここから
私は、AIと対話しながら、これまでの300本以上の音声アーカイブをテキスト化・多言語化し、教育コンテンツとして再構成しています。
「生ききり尊厳介護」は、その中でも最も大切にしたいテーマのひとつです。

人生の最終章において、「終わり」ではなく「つなぎ」を支える。
その“尊厳あるバトンタッチ”こそが、介護の真価ではないでしょうか。

もしこのテーマに共感いただけたなら、ぜひ周りの方にもシェアしてください。
「看取り」を超えて、「生ききることを支える介護」へ。
ともに、新しい言葉と価値を社会に根づかせていきましょう。

↓↓↓詳細はPodcastから「ながら聴取」をしてください。

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