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【尊厳Well-Kaigo】認知症介護は人間的×科学的×実践的

【多言語ブログ/末尾に中国語、タイ語、英語の翻訳文を挿入しております】
【多语言博客/文末附有中文、泰文和英文翻译内容】
【บล็อกหลายภาษา/มีคำแปลภาษาจีน ภาษาไทย และภาษาอังกฤษอยู่ท้ายบทความ】
【Multilingual Blog / Translations in Chinese, Thai, and English are included at the end of the article】

認知症介護は「人間的×科学的×実践的」に
介護の入り口は認知症、出口は看取り

今回は「認知症介護は人間的×科学的×実践的」というテーマでお話しします。

介護はすべてが認知症から始まるわけではありませんが、私にとって「介護の入り口」は認知症であり、「出口」は看取りだと考えています。

この「入口」と「出口」の枠組みの中で、尊厳ある介護をどのように構築するか。私は、日本の介護の歩みと理念をベースに、中国、マレーシア、タイなどのアジアの国々に向けて再構成しています。

人間的であるということ
「人間的である」とは、認知症になってもその人らしく生きることを支えるという意味です。
認知症の方の脳の働きや細胞レベルの変化を理解したうえで、その人の経験や個性を尊重する。この視点が、尊厳ある介護の出発点になります。

科学的であるということ
思いつきや経験だけに頼るのではなく、生命科学・脳科学・老年学といった学術的根拠に基づいた支援が求められます。
たとえば、認知症に伴う脳の構造的変化や神経伝達物質の働きは、科学的に解明されつつあります。
私は、それを踏まえた教材や講義資料を中国での講演や講座に向けて構築中です。

実践的であるということ
そして最後に大事なのが「実践的である」ことです。
私は20年以上介護の現場で働いてきた実践者です。その経験を元にした気づきや失敗、改善の積み重ねが、今の私の教育プログラムの土台になっています。

教材づくりの裏側
現在、認知症介護の講座を各国で展開するにあたり、10コマ、24コマ、そして今回のように4コマと、対象者や国に合わせて再構成を進めています。
このプロセスでは、ChatGPTのようなAIも活用しています。歩きながらでも構成を考え、企画書をまとめ、わずか1時間でドラフトを仕上げられるようになったのは、まさに「AI時代の介護教育」だと実感しています。

医療とは連携するが、テーマではない
「医療的であること」は、あえてここでは強調していません。もちろん医療との連携は大切ですが、「治す」ことを目的としすぎると、生活や尊厳が犠牲になる場合があります。
非薬物的で人間的、かつ科学的なアプローチこそが、私が提案する「尊厳ある認知症介護」です。

音声・文字・動画・教科書へ
これまでに収録したPodcastは300本以上。その文字起こしを分析し、テーマ別に再構成して、対象者ごとの教科書づくりを進めています。
さらに、動画も日本語と中国語で制作中で、将来的にはこれを実地指導と結びつけた「総合教育プログラム」として発展させたいと考えています。

多層的・多国籍な教育プログラムへ
このプログラムは、看護師、セラピスト、経営者、初任者、実践者、栄養士、政策担当者など、さまざまな対象者に応じた複数の教科書として展開可能です。
タイでは、ライブ配信を文字起こしして教材化するプロジェクトも進行中です。

日本の介護を海外に
現在、日本の協力施設と連携し、海外からの人材受け入れだけでなく、日本の介護をビジネスモデルとして海外に展開する可能性も模索中です。
人手不足の中でも「海外展開に協力したい」と声を上げてくれる施設経営者が増えていることが、大きな希望です。

これから、ここから
中国では認知症介護の講座をすでに開始しています。来週は、石膏省での4コマ講義を通じて現地のニーズを再確認し、さらに内容をブラッシュアップしていく予定です。

尊厳ある認知症介護とは、「人間的×科学的×実践的」のかけ合わせ。
日本の知と経験を、多国籍・多言語・多層的に整理し、世界へと広げていく挑戦は、まさに今、動き出したばかりです。

↓↓↓詳細はPodcastから「ながら聴取」をしてください。

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