MENU

【尊厳Well-Kaigo】親孝行のカタチ〜介護は人生最後のギフト〜

【多言語ブログ/末尾に中国語、タイ語、英語の翻訳文を挿入しております】
【多语言博客/文末附有中文、泰文和英文翻译内容】
【บล็อกหลายภาษา/มีคำแปลภาษาจีน ภาษาไทย และภาษาอังกฤษอยู่ท้ายบทความ】
【Multilingual Blog / Translations in Chinese, Thai, and English are included at the end of the article】

親孝行の視点から介護を考える
親孝行という視点から介護について考えたことがありますか?
介護の現場で語られる「尊厳」という言葉。これは、老人福祉法や介護保険法の目的として掲げられている重要な理念です。高齢者の尊厳を守ることが、介護制度の根幹にあります。

その中で介護職は、家族に代わって支援する存在として、ご本人とご家族、そして地域と連携しながらケアを提供しています。つまり、介護は“他人ごと”ではなく、“親子関係の延長線”にあるのです。

家族の悩みと「尊厳」の意味


私は、これまで多くのご家族と話をしてきました。
「親の介護がつらい」「自分を責めてしまう」という声もよく聞きます。
怒りやストレス、不安といった感情が、本人や家族を苦しめてしまうこともあります。

そのたびに、私たちは何度も話し合いを重ねてきました。介護を単なる「サービス提供」としてではなく、共に支え合う「家族の共同作業」として捉えることが重要だと感じています。

介護は人生の「最後の贈り物」
私たちが提唱する「親孝行のカタチ」のひとつが、「介護は人生最後のギフトである」という考え方です。
もちろん、介護は時に重荷に感じることもあります。しかし、その重さを軽減するためにこそ介護保険制度があるのです。
レスパイトケア(家族の休息)という仕組みもそのひとつで、家族の負担を社会全体で支え合う「共助」のかたちが制度として整えられています。

親が子に教える“最後の教育”
介護が必要になった親を支えることは、親が子に与える“最後の教育”とも言えます。
かつて、親が私たちにミルクを飲ませ、歩くことを喜び、成長を見守ってくれたように、今度は私たちが親を支える番です。
どのように老いていくのか、自らのいのちと向き合う姿を通して、親は子に生き方を教えてくれているのです。

子が親に贈る「ありがとう」のカタチ
一方で、子どもが親にできることは、「ありがとう」の気持ちを“形”にすることです。
それは物ではなく、「共に過ごす時間」や「話を聴くこと」、「そばにいること」かもしれません。
つまり、介護とは子から親への恩返しであり、人生の仕上げを共に創るプロセスなのです。

家族だけでは抱えきれないからこそ
現代では、子どもも仕事や育児に追われ、すべてを家族だけで担うのは難しくなっています。
だからこそ介護保険制度があり、看護師やリハビリ職、ケアマネジャーなど、多職種が連携して支える体制が整えられているのです。
この仕組みは、地域包括ケアとして進化し、街づくりの一環としても位置づけられています。

「親孝行、したいときには親はなし」にならないために
よく、「親孝行したいときには親はなし」と言われます。
確かに、親が亡くなってから「もっと何かできたかもしれない」と悔やむ人は少なくありません。
ですが、親が生きている今だからこそ、「親の尊厳とは何か」「自分ができることは何か」を考える時間を大切にしてほしいのです。

日本式介護とは何か
私は今、中国をはじめとする海外の方々に「日本式の尊厳介護とは何か」を伝える機会をいただいています。
しかし、実は日本式介護には明確な定義や決まった形はありません。
大切なのは、自らの経験や価値観をもとに「介護の意味」を考え、整理し、伝えることです。

誰にでも訪れる「介護の入り口」
介護は突然始まるようで、実は誰にでも訪れる日常の一部です。
だからこそ、知識や制度の話だけでなく、「あなたにとっての親孝行とは?」「その人らしい生き方とは?」という問いを、ひとりひとりが自分ごととして考える必要があります。

いのちをギフトとして受け取る覚悟
私は、これまで関わってきたご高齢者のいのちを、ギフトとして受け取ってきました。
彼らの生き様を無駄にしないためにも、「いのちをつなぐ」という覚悟をもって、この仕事に向き合っています。
介護を通じて、そのギフトの価値を高め、次の世代へとつないでいく。
それが、私の信じる「親孝行のカタチ」であり、「尊厳ある介護」の本質だと思っています。

これから、ここから
今週から、中国の方々との交流や視察が始まります。
私はその場で、介護という「贈り物」について、そして日本が大切にしてきた“尊厳”という理念について、丁寧にお伝えしたいと思っています。

どんな制度も、どんなテクノロジーも、そこに人の思いがなければ意味を持ちません。
だからこそ、今この瞬間を大切にし、共に考え、未来を紡いでいくための第一歩を踏み出したいのです。

↓↓↓詳細はPodcastから「ながら聴取」をしてください。

Let's share this post !

Author of this article

Comments

To comment

Please Login to Comment.

TOC