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生活単位という考え方

一人を知ることは、社会を知ること。

一本の木には年輪があります。

その年輪には、

雨の日も、

風の日も、

太陽の日も、

その木が生きてきた時間が刻まれています。

森を知るために、
一本の木を調べる。

私は学生時代、森林計画を学びました。

一本の木を測ることは、
一本の木だけを知るためではありません。

森の状態を知り、
地域の未来を考えるためでした。


人も同じです。

一人ひとりの人生には年輪があります。

家族があり、

地域があり、

関係があり、

ものがたりがあります。

その人生の年輪を理解することは、

その人だけではなく、

家族を理解し、

地域を理解し、

高齢社会を理解することにつながります。

だから私たちは、

一人だけを見ません。

その人が暮らしてきた生活を見ます。

その人を支えてきた関係を見ます。

その人が生きてきた時間を見ます。

私たちは、この最小の生きる環境を

「生活単位」

と考えています。

生活単位とは、

暮らす場所だけではありません。

人と人との関係、

役割、

文化、

自然、

地域。

人生の年輪が育まれる最小の生態系です。

高齢社会では、

病気だけを見る時代から、

生活を理解する時代へ。

制度だけを見る時代から、

人生を理解する時代へ。

私たちは、その原点を

生活単位

という考え方に置いています。


そして、その生活単位を理解するために、

AAAC(Asia Aging Assessment Center)があります。

高齢社会OSとは、

一人ひとりの人生の年輪を読み、

その知恵とものがたりを、

みらいへつなぐ思想です。

生活単位は、

その思想を実践するための原理です。

人生の年輪を読む

AAAC高齢状態コラムでは、

毎日の暮らしの中から、

人生の年輪を読み、

その知恵とものがたりを、

みらいへつなぐヒントをお届けしています。

▶ AAAC高齢状態コラムを読む


この「生活単位」という考え方は、私がゼロから生み出したものではありません。

私は、外山義先生から、その大切さを学びました。
グループホーム、小規模生活単位、ユニットケア。
日本の高齢社会に大きな影響を与えた、その思想を受け継ぎながら、
私は37年間、約3,000人の高齢者との出会いを通して、「人生の年輪」「ものがたり」「生活生態系」という視点を重ねてきました。

高齢社会OSは、受け継ぐことから始まります。

そして、その思想を、みらいへつないでいきます。

ウエル・エイジング・アカデミー