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AAACとは?

AAACとは

高齢社会では、
病気だけではなく、
その人の「状態」を理解することが重要です。

AAAC(Asia Aging Assessment Center)は、
一人ひとりの状態を理解し、
最適な支援へつなぎ、
地域や社会全体へ広げていくための実践プラットフォームです。

AAAC誕生の背景

1989年、日本政府は高齢社会への対応として「高齢者福祉推進10カ年戦略(ゴールドプラン)」をスタートさせました。

私の仕事も、この年から始まりました。

2026年現在、私は高齢社会の現場に関わり続けて37年目を迎えています。介護保険制度が始まった2000年から数えると26年になりますが、私の原点は介護保険ではなく、高齢社会そのものへの挑戦が始まった1989年にあります。

この37年間、私は介護・認知症ケア・看取り支援・介護経営支援の現場で、約3,000人の高齢者支援に関わってきました。

しかし、私が向き合ってきたのは高齢者だけではありません。

その一人ひとりの背後には家族がいました。

また、介護職、看護師、医師、管理栄養士、理学療法士、ケアマネジャー、社会福祉士、地域住民など、多くの支援者がいました。

私は施設長、経営者、コンサルタントとして、数千人に及ぶ専門職や家族と共に、一人ひとりの人生に向き合い続けてきました。

特に大切にしてきたのは、家族との対話です。

家族会の運営、家族相談、共同運営型の施設づくり、看取り支援などを通じて学んだことがあります。

それは、高齢者本人だけでなく、家族もまた支援の対象であり、人生の重要な当事者であるということです。

現場では、医師は病気を診ます。看護師は生活を支えます。栄養士は食事を支えます。リハビリ職は身体機能を支えます。そして家族は人生を支えます。

しかし私は、その全体を見渡しながら、いつも一つの問いを持ち続けてきました。

「この人は今、どのような状態にあるのだろうか。」

なぜ食欲が落ちるのか。

なぜ笑顔が減るのか。

なぜ外出しなくなるのか。

なぜ家族が疲弊するのか。

なぜ同じ認知症でも人生の質が大きく異なるのか。

その答えは、病気や介護度だけでは説明できませんでした。

人を理解するためには、その人を取り巻く状態全体を理解する必要がある。

私は37年間の実践を通して、その結論にたどり着きました。

AAAC(Asia Aging Assessment Center/アジア高齢状態評価センター)は、その経験と実践知を体系化した「状態理解のプラットフォーム」です。

私たちは、一人の高齢者、一つの家族、小さな実践から始めます。

狭き扉を開き、小さなモデルをつくり、根株に新しい芽を咲かせる。

AAACは、そのための挑戦です。

AAACが目指すもの

AAACは、認知症を診断するための仕組みではありません。

介護度を判定するための仕組みでもありません。

私たちが目指しているのは、一人ひとりの「状態」を理解することです。

人は病気だけで生きているわけではありません。

睡眠、食事、呼吸、活動、会話、役割、家族との関係、地域とのつながり。

それらが複雑に影響し合いながら、その人らしい人生をつくっています。

しかし現代社会では、それぞれが専門分化され、人を全体として理解することが難しくなっています。

医師は病気を診る。

看護師は生活を支える。

介護職は日常を支える。

家族は人生を支える。

それぞれが大切な役割を担っています。

AAACは、それらをつなぎ、一人の人間を「状態」という視点から理解するためのプラットフォームです。

私たちは次の4つを大切にしています。

まずは気づくことから始まります。

最近よく眠れていますか。

ごはんはおいしいですか。

外に出ていますか。

誰かと話していますか。

笑っていますか。

小さな変化に気づくことが、支援の第一歩です。

状態の背景には必ず理由があります。

身体の問題かもしれません。

生活環境の変化かもしれません。

家族関係の悩みかもしれません。

私たちは対話と観察を通じて、その人の状態を理解します。

理解した状態に合わせて支援を考えます。

医療だけではありません。

介護だけでもありません。

生活環境、家族支援、地域とのつながり、多職種連携など、その人に合った方法で状態を整えていきます。

私たちの最終目標は、自立や回復だけではありません。

その人らしい人生を最後までつなぐことです。

本人と家族。

家族と地域。

過去と未来。

命と思い出。

AAACは、人と人、人と地域、人と未来をつなぐための仕組みでもあります。


私たちは、一人の高齢者、一つの家族、小さな実践から始めます。

そして、その小さな実践を積み重ねながら、高齢社会に新しい選択肢をつくっていきます。

これから、ここから。

理念・価値観

高齢社会OSの理念・価値観を実践するセンター機能です。

病気の前に、状態を見る。

「認知症でしょうか?」

AAAC(アジア高齢状態評価センター)には、そのような相談が寄せられます。

物忘れが増えた。
外出しなくなった。
会話が減った。
笑顔が少なくなった。

医療では、まず病気を調べます。

しかし私たちは、その前に見たいものがあります。

それは「状態」です。

ちゃんと眠れていますか。

ごはんはおいしいですか。

最近、外に出ていますか。

誰かと話していますか。

笑っていますか。

高齢者の毎日は、こうした小さな変化の積み重ねでできています。

AAACは、病気だけではなく、その人の状態を見つめるために生まれました。


AAACが目指すもの

AAACは、高齢者の状態を理解し、その人らしい人生を支えるための評価と支援の仕組みです。

私たちが目指しているのは、

診断ではなく理解。

管理ではなく対話。

支援ではなく共創。

です。

状態を理解することで、

本人が持っている力を再発見する。

家族が安心する。

支援者が同じ方向を見る。

そのための共通言語をつくることがAAACの目的です。


AAACが見ているもの

AAACは、次のような状態を大切にしています。

・睡眠
・食事
・外出
・会話
・笑顔
・役割
・つながり
・希望

これらは病名ではありません。

しかし人生の質を大きく左右する重要な状態です。


AAACの進め方


AAAC(アジア高齢状態評価センター)では、高齢者の状態を理解し、その人らしい生活を支えるために、「調査する」「分類する」「設計する」「整える」「再評価する」という5つのステップで支援を進めます。

私たちの目的は、評価することではありません。

診断することでもありません。

睡眠、食事、外出、会話、笑顔、役割、希望など、その人の状態を丁寧に見つめながら、「今日も良い一日だった」と思える毎日を支えることです。

AAAC状態評価シートによる調査から始まり、SAMA状態分類による整理、人生状態レポートや改善計画の設計、状態を整える実践、そして再評価へとつなげていきます。

状態は日々変化します。

だからこそ、一度評価して終わりではなく、継続的に状態を確認しながら、その人に合った支援を続けていくことが大切だと考えています。

〈AAACを支える主なツール
・AAAC状態評価シート
・SAMA状態分類
・人生状態レポート
・AWI

AAACケースライブラリー

AAACケースライブラリー

AAACは理論だけではありません。

私たちは実際の高齢者やご家族の相談事例を通して、状態を理解し、支援を行い、その結果を検証しています。

AAACケースライブラリーでは、認知症、不眠、食欲低下、閉じこもり、家族の介護不安など、さまざまな事例を紹介しています。

一人ひとりの状態は異なります。

しかし、その背景には共通する課題や回復のヒントがあります。

実際のケースから学ぶことで、「なぜその状態になったのか」「どのような支援を行ったのか」「どのような変化が生まれたのか」を知ることができます。

AAACは、実践から学び、実践へ活かす仕組みです。

ぜひケースライブラリーをご覧ください。

▶ AAACケースライブラリー


AAAC高齢状態コラム

AAACの考え方をわかりやすくお伝えするために、毎日コラムを発信しています。

睡眠、食事、外出、会話、笑顔。

日常の小さな変化から、高齢者の状態を見つめます。

▶ AAAC高齢状態コラム


これから、ここから。

私たちは、高齢社会を「病気」からではなく、「状態」から見つめ直したいと考えています。

病気の前に、状態を見る。

そして、その人らしい人生を支える。

それがAAACです。

これから、ここから。


あなたの専門性が、高齢社会の未来を支えます。

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