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【介護選び】受援力=想像力+共感力

【末尾に中国語、タイ語、英語の翻訳文を挿入しております】
文末附有中文、泰文和英文翻译
ส่วนท้ายมีการแปลเป็นภาษาจีน ภาษาไทย และภาษาอังกฤษ
Translations in Chinese, Thai, and English are provided at the end.


日本ウエルエージング協会主催・町亞聖出版記念セミナー0309セミナーの振り返りレポートです。
今回は「介護選びにおける受援力」について深掘りしてみたいと思います。

「受援力」という言葉をご存じでしょうか?
これは、町亞聖さんの著書『受援力』で提唱されている概念です。受援力とは、援助を受ける力のことを指し、その本質には「想像力」と「共感力」があります。

介護を選ぶ際にも、この「受援力」がとても重要になってきます。今回は、「受援力=想像力+共感力」という視点から、介護選びにおいてこれらの力がどのように役立つのか、深掘りしてみたいと思います。

受援力とは何か?
受援力とは、援助を受け入れ、必要な支援を上手に活用する能力のことです。

日本では、介護サービスが充実しているにもかかわらず、実際にサービスを活用することに抵抗を感じる方が多いのが現状です。「家族で何とかしなければならない」「他人に迷惑をかけたくない」といった考えが根強く残っているためです。

しかし、人生100年時代を迎えた今、一人ひとりが適切な支援を受けることが、よりよい暮らしにつながります。そのために、想像力と共感力を鍛えることが大切なのです。

介護選びにおける想像力の役割
「想像力」と聞くと、創造的な発想や芸術的な能力を思い浮かべる方もいるかもしれません。しかし、ここでいう想像力は、自分や家族の将来を具体的に思い描く力のことです。

例えば、次のようなことを想像してみてください。

老後の生活はどうなるのか?
年齢を重ねると、どのような支援が必要になるのか?
介護サービスを利用すると、どんな変化が起こるのか?
これらを具体的に想像することが、より良い介護選びにつながります。

想像力を鍛える3つのポイント
1 創造的想像力
「どんな介護サービスがあれば、自分らしく暮らせるか?」と考える力です。新しい選択肢を見つけたり、柔軟な発想で未来を描くことができます。

2 具体的想像力
例えば、「デイサービスを利用すると、昼間の活動量が増え、気持ちが前向きになるかもしれない」「訪問介護を受けることで、住み慣れた家で安心して過ごせる」といった具体的な未来を想像することが大切です。

3 未来志向の想像力
「5年後、10年後の自分や家族の姿」を考え、長期的な視点で介護を計画する力です。介護保険のケアプランも、この未来志向の想像力によって成り立っています。

介護選びにおける共感力の役割
次に、「共感力」について考えてみます。共感力とは、相手の立場に立って気持ちを理解する力です。介護の現場では、この共感力がとても重要になります。

例えば、次のような状況を想像してみてください。

高齢者がどのような気持ちで介護を受けるのか?
家族が介護にどんな悩みを抱えているのか?
介護スタッフがどんな思いで支援しているのか?
共感力を高めることで、介護を受ける側・支援する側の双方にとって、より良い関係を築くことができます。

共感力を鍛える2つのポイント


1 感情的共感
「この人は今、どんな気持ちなのか?」を理解する力です。例えば、「耳が聞こえにくくなったらどんな気持ちだろう?」「一人暮らしで寂しい思いをしているかもしれない」といった感情に寄り添うことが大切です。

2 認知的共感
「異なる立場の視点で物事を考える力」です。介護を受ける側、支援する側、家族、行政機関、介護事業者など、それぞれの立場でどんな課題があるのかを想像することで、より良い介護選びができます。

受援力×支援力=長寿社会の未来
介護を受ける側が「受援力」を高めることと、介護を提供する側が「支援力」を磨くことは、これからの長寿社会にとって欠かせない要素です。

特に、介護サービスが発展途上にある国では、「サービスを信頼できない」「受け入れたくない」といった意識が根強く残っています。これは、日本でも過去にあった課題であり、現在も完全に解決されているわけではありません。

「受援力」を高めることは、ただ支援を受けるだけではなく、よりよい人生を築くための手段です。

そのために、以下の3つの意識を持つことが重要です。

1 過去から学ぶ
介護経験者の話を聞いたり、先人の知恵を活用すること。

2 未来を想像する
どのような老後を送りたいか、今から考えること。

3 感謝の気持ちを持つ
介護を受ける側も支援する側も、「ありがとう」という気持ちを大切にすること。

これから、ここから
介護選びにおいて、「受援力=想像力+共感力」がとても重要であることがわかりました。

想像力を鍛えることで、より良い介護の選択ができる
共感力を高めることで、支援する側・受ける側の関係がより良いものになる
そして、受援力と支援力を高めることが、これからの長寿社会を支える鍵となります。

これからも、想像力と共感力を大切にしながら、介護について考えていきましょう!

↓↓↓詳細はPodcastから「ながら聴取」をしてください。

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