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【介護選び】10年後の後悔

【末尾に中国語、タイ語、英語の翻訳文を挿入しております】
文末附有中文、泰文和英文翻译
ส่วนท้ายมีการแปลเป็นภาษาจีน ภาษาไทย และภาษาอังกฤษ
Translations in Chinese, Thai, and English are provided at the end.

【介護選び】10年後の後悔をしないために

10年後、自分が介護を振り返ったとき、どのような思いが残るでしょうか?意外にも多くの人が、介護を終えてから後悔を抱えることがあります。
その理由と、後悔しない介護の選び方について考えてみたいと思います。

介護はいつの間にか身近な問題に
「まだ介護は関係ない」と思っている方も多いでしょう。しかし、周囲を見渡すと、自分の親が祖父母の介護に悩んでいる、職場の同僚が介護離職を考えている、取引先の社長が親の介護問題を抱えている、など、意外と身近な問題であることに気づきます。

現在、日本では高齢者の約30%が65歳以上。
75歳以上になるとそのうち約10%が何らかの介護を受けているといわれています。長寿を求めるほど、介護が必要になるのは避けられない現実です。そして、親の介護を経験した人たちは、後になって「もっとできることがあったのでは」と感じることが多いのです。

介護が終わってから気づく後悔


介護を経験した50代の方と話していると、よく「親の介護は終わりました」と言われます。しかし、話しているうちに涙を流す方が少なくありません。その涙の理由は、「あの時こうしていれば…」という後悔です。すなわち、介護は終わっていないのです。

介護保険制度が今より整備されていなかった時代には、選択肢が限られていました。「今ならもっと良いサービスがあるのに」「もっと余裕を持って接してあげたかった」と振り返る人が多いのです。
また、自分が当時の親の年齢に近づくにつれ、当時の親の気持ちが理解できるようになり、改めて後悔が浮かび上がることもあります。

社会の価値観の変化と介護
10年前は「親を施設に入れるのは世間体が悪い」と言われることがありました。施設に入所していることを隠したいという家族もいたほどです。
訪問介護のヘルパーがユニフォームを着て高齢者と散歩している姿を見て、「子どもが面倒を見ずにお金で解決している」と思われるのが嫌だったという声もありました。

しかし、今では介護サービスの必要性が広く認識され、施設入所や訪問介護を利用することへの偏見は少なくなりました。介護は家族だけで抱えるものではなく、社会全体で支えるものだという考え方が広まりつつあります。

10年後の後悔を防ぐために


後悔をしない介護選びのために、今できることは何でしょうか?

情報を集める
介護保険制度や利用可能なサービスについて早めに調べておきましょう。選択肢を知ることで、いざというときに適切な判断ができます。

家族と話し合う
介護が必要になる前に、親の希望を聞いておくことが重要です。「自宅で暮らしたいのか?」「施設を利用したいのか?」親自身の意思を尊重できるよう、事前に話し合っておきましょう。

自分の生活を大切にする
介護をする側も、自分の生活を犠牲にしすぎないことが大切です。介護が原因で仕事を辞めたり、精神的に追い詰められたりしないよう、適切なサポートを受けることを考えましょう。

感情に振り回されない
介護は感情的になりやすいものですが、一時の感情で判断せず、長期的な視点を持つことが大切です。後になって「もっと冷静に考えればよかった」とならないよう、専門家の意見を聞くのも良いでしょう。

介護を通じて得られるもの
介護は辛いことばかりではありません。親との関係を見つめ直し、感謝の気持ちを持つ機会にもなります。また、介護の経験を通じて、自分自身の老後をどう生きるかを考えるきっかけにもなります。

最近では、世界的にも「エイジング・イン・プレイス(住み慣れた場所で暮らし続ける)」という考え方が重視されています。日本では介護保険制度が整備され、社会全体で支え合う仕組みができています。
こうした制度をうまく活用しながら、後悔のない介護を選択していきたいものです。

これから、ここから
介護は「突然やってくるもの」ではなく、「いずれ必要になるもの」です。だからこそ、早めに準備し、後悔のない選択をすることが大切です。10年後に「もっとこうすればよかった」と悩むことがないよう、今からできることを考えていきましょう。

そんなことを考えながら
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も良い一日をお過ごしください。

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