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【介護選び】人口減少日本で生きること

(末尾に中国語、タイ語、英語の翻訳文を挿入しております)
文末附有中文、泰文和英文翻译
ส่วนท้ายมีการแปลเป็นภาษาจีน ภาษาไทย และภาษาอังกฤษ
Translations in Chinese, Thai, and English are provided at the end.

人口減少時代の介護選びと未来の社会
今回のテーマは「人口減少日本で生きること」です。
日本の人口は減少を始めており、これからの介護選びにも大きな影響を与えることが予想されます。
今回は、介護選びに焦点を当てる前に、少し社会全体の人口問題について考えてみたいと思います。
人口の減少という大きな背景を知ることで、介護サービスの選択や施設の状況がどう変化していくのか、全体像を見ていきたいと思います。

まず、日本の人口は現在約1億2000万人です。
しかし、50年後にはその数が8700万人にまで減少し、100年後には1500万人になるとも予測されています。
これは単なる予測ではなく、専門家による確定的な見解に基づく数字です。
過去のデータを元に、今後の人口減少はほぼ確実だと言われています。
たとえ、戦争やパンデミックなどによって人口が一時的に減少することがあっても、増加することは難しいのが現実です。
特に、子供を産む年代の女性の数が増えていないことが大きな原因です。

こうした人口減少を受けて、介護選びをどう進めていくべきかについて考えると、単なる目先の問題にとどまらず、長期的な視点が重要です。
介護サービスの選択が今後どう変わっていくか、そしてその選択肢が十分に提供されるのか、社会全体の変化を踏まえて判断する必要があります。

日本の人口構造の変化と介護
2025年問題という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
2025年には、いわゆる「団塊の世代」が全員後期高齢者になります。
この世代が一斉に後期高齢者になるという事実が、介護サービスに大きな影響を与えることは間違いありません。
実際、2024年にはすでに全員が後期高齢者となり、2025年にはその影響が本格化します。
高齢化率が30%を超えると言われる中で、介護を必要とする人々の数が急増することになります。

また、長寿化も進んでおり、現在、子供たちが105歳まで生きる確率が50%以上というデータもあります。
人口減少と高齢化が進行する中で、今の社会システムや価値観がそのまま続かないことは明白です。
今後、介護サービスの質の向上と、長生きするための健康管理の重要性がますます高まるでしょう。

介護サービスの選び方にも影響を与えるのは、このような社会の変化です。
現在、介護施設やデイサービスは一定の数が提供されていますが、その数が十分だとしても、地域ごとの人口構造の変化に対応していない場合、ミスマッチが生じる可能性があります。
そのため、介護選びは「量」から「質」の時代に移行していると言えます。

これからの介護選び:質とニーズの変化
これからの介護サービスは、単に多くの施設を提供することではなく、地域や利用者のニーズに合わせた質の高いサービスが求められる時代です。
例えば、重度の介護が必要な高齢者に対して、現在の自立支援型の介護では十分に対応できないことが多くなります。
こうしたニーズに応えるためには、施設ごとのサービス内容の見直しと、フレイル予防や認知症ケアなどの新たな介護手法の導入が急務です。

また、介護サービスの質を高めるためには、サービスを提供する側の意識改革も必要です。
施設や在宅介護の選択肢が増えてきた中で、何が社会的に必要とされているのかを真摯に考え、そのニーズに応えることが求められます。
今までのように、利用者が「こうしてほしい」という希望を満たすだけでは不十分であり、社会全体の課題を解決するための介護サービスが求められているのです。

地方の変化と新しい介護モデル
さらに、地方の人口減少も大きな問題です。
地方では、人口が減少することで、行政サービスが縮小し、地域コミュニティの維持が難しくなってきています。
地方の小規模な町村では、介護サービスを提供するための仕組みが整っていない場合も多いです。
このため、平成の市町村大合併のように、今後は「令和の合併」が進む可能性があります。人口30万人規模を基本単位とした新しい仕組みが必要になるでしょう。
これにより、介護サービスの提供方法や地域単位の考え方も大きく変わることが予想されます。

また、地域ごとに介護サービスが分散するのではなく、複数の事業所や施設が連携し、包括的なケアを提供するモデルが求められるようになります。
今後は、在宅介護と施設介護、さらには医療との連携がより密に行われるようになるでしょう。

これら、ここから
人口減少が進む中で、介護サービスの提供方法も大きく変化していきます。介護選びをする際には、施設の「量」だけでなく、質を重視する必要があります。
さらに、地域ごとの人口構造の変化に対応したサービスを選ぶことが重要です。
介護業界も、この変化に対応するために、新しい介護モデルの導入と、社会のニーズに応えるためのサービスの見直しを進めていくことが求められます。

これからの日本で、私たちはどう生きるべきか、そしてどのような介護を選ぶべきかを真剣に考え、行動していく時期に来ているのです。

日本ウエルエージング協会の事業方針であるウエル・エイジング・センター「世代架け橋塾」を妄想段階から構想、実計画へ押し上げて参ります。

↓↓↓詳細はPodcastから「ながら聴取」をしてください。

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