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【尊厳Well-Kaigo】嫌な匂いのない介護をめざして


〜におい・口臭・空気感を整えることは、尊厳を支えること〜

においは“介護の質”を映す鏡


介護の現場では、「排泄のにおいが気になる」「体臭がこもってしまう」「口臭が強い」といった声がよく聞かれます。
実際、介護をされる方も、する側も、この“におい”の問題には非常に敏感です。しかし、こうしたにおいを「仕方ないこと」として放置していないでしょうか?

においには、清潔感や衛生状態だけでなく、「人としての尊厳」が深く関係しています。においがあることで恥ずかしさを感じ、人との交流を避けてしまう。そういった心の距離が、やがて大きな孤立を生むのです。

「口臭」も尊厳を左右するケアの一部
意外と見落とされがちなのが口臭です。
高齢になると、唾液の分泌が減ったり、歯が少なくなったり、義歯の清掃が不十分だったりと、口腔内が不衛生になりがちです。これが強い口臭を引き起こし、周囲を不快にさせるだけでなく、本人が人前で話すことを避けるようになることもあります。

だからこそ口腔ケアは、日々のケアの中でも非常に重要なポイントです。
口腔ケアには以下のような役割があります。

においの軽減(口臭の防止)

誤嚥性肺炎の予防

食べることの楽しみを支える

人との会話を促す

毎日の歯みがき、舌ブラシの使用、義歯の洗浄、保湿ジェルなどの活用で、口腔内の環境は大きく変わります。

良い施設の見極め方は“におい”から


「この施設、なんだかいい空気感があるね」と感じたことはありませんか?
実は、「嫌なにおいがしない」ということは、良い施設を判断するうえでとても重要な要素です。においが少ない=清掃や換気、介護の質が高い、という目に見えないサインなのです。

逆に、玄関から漂う生活臭や尿臭がある場合は、衛生管理の甘さや介護の手薄さが心配されるケースもあります。においは、五感の中で最も本能に近く、第一印象を左右する大切な情報源です。

“においケア”は尊厳ある介護の第一歩
尊厳ある介護=Well-Kaigoは、こうした「においのケア」に真正面から向き合います。
そのためには、日々の小さな工夫が大きな変化を生みます。

たとえば:

消臭機能のある寝具やカバーの使用

通気性・吸水性に優れた介護衣類の選定

その他高機能の消臭商品の活用

口腔ケア、口腔衛生

においに対する丁寧な声かけと配慮

これらの積み重ねによって、利用者の方の自尊心が守られ、介護空間に安心感と快適さが広がっていきます。

においと“脳”の密接な関係
においは、脳と強く結びついている感覚です。特に高齢者や認知症の方にとっては、においの刺激が気分や行動に大きな影響を与えます。
たとえば、嫌なにおいがすると落ち着きがなくなったり、逆に安心できるにおいがすると笑顔になったりすることがあります。

つまり、においを整えることは「脳の環境を整えること」にもつながるのです。
心地よい香りや清潔な空気は、心の安定や会話の活性化、食欲の促進にも好影響を与えます。

おすすめアイテム「消臭達人」と「睡眠介護セット」
におい対策の具体的なアイテムとして、プロの介護現場でも高評価を得ているのが「消臭達人」です。
枕カバーやシーツは、アンモニア臭や体臭、生活臭など幅広いにおいに対応しており、さらにはダニ対策にもなります。

また、介護向け口腔ケアもぜひ日常的に取り入れてみてください。におい対策だけでなく、誤嚥予防や健康維持にもつながります。

においを整える介護へ
においを放置しないことは、介護の質を守るだけでなく、その人の尊厳を守ることにつながります。
においは見えない心の壁にもなりますが、介護と気づきで乗り越えることができます。

これから、ここから。
口臭も、体臭も、空気全体も。
においのない、心地よい尊厳介護を一緒にめざしていきましょう。

↓↓↓詳細はPodcastから「ながら聴取」をしてください。

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